COMPARE / 5つの選択肢を比較

廃業・事業承継・
スモールM&Aの
選択肢比較

5つの選択肢カード・比較表・チェックリストを机上で見比べている図

会社の出口は、ひとつではありません。
廃業、親族承継、従業員承継、第三者承継、スモールM&A。
5つの道を、税務・会計の視点から並べて整理します。

滋賀県の中小企業経営者向け 初回相談 60分・無料 草津市・対面相談
PREMISE

このページで、
お伝えしたい3つのこと

どの選択肢が「正解」かは、ご自身の経営状態・ご家族・従業員によって変わります。
ここでは、判断の前段階として知っておきたい考え方を整理しました。

01

選択肢を比べないと、
「廃業」しか見えなくなる

後継者がいない=廃業、と短絡的に結びつけてしまう経営者は少なくありません。比較軸を持つことで、第三者承継やスモールM&Aが現実的な道として見えてきます。

02

同じ会社でも、
条件次第で最適解は変わる

自社株評価、借入と個人保証、役員退職金、従業員の年齢構成。これらの組み合わせ次第で「現実的な道」は変わります。一般論で決めない方が安全です。

03

決めなくていい。
整理してから、で構わない

初回相談で売却の意思確認はしません。まず判断の材料を揃えるところまでをご一緒し、その後の進め方はゆっくり決めていただきます。

FIVE PATHS

5つの道を、ひと目で。

まずは全体像から。各カードの「詳しく見る」をクリックすると、
税務・会計の視点での具体的な論点へ移動します。

PATH 01

廃業・清算

準備期間 半年〜1年

事業を止め、資産を換価して負債を返済し、残余を株主に分配する道。最も意思決定はシンプルですが、従業員の雇用や取引先との関係は引き継がれません。

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PATH 02

親族承継

準備期間 3〜10年

子・孫など親族に株式と経営を引き継ぐ道。事業の連続性は保ちやすい一方、株式の移転に伴う贈与・相続の論点と、後継者本人の意思確認が肝になります。

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PATH 03

従業員承継
(社内承継・MBO/EBO)

準備期間 3〜7年

役員や従業員に経営を引き継ぐ道。社内の文化や取引関係は維持されやすい一方、株式買取資金の調達と、現経営者の個人保証の引継ぎが課題になります。

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PATH 04

第三者承継
(中堅M&A)

準備期間 1〜3年

外部の事業会社や投資ファンドへ事業や株式を譲渡する道。手元に資金が残りやすく、雇用も継続される可能性が高い一方、買い手探索と条件交渉に時間がかかります。

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PATH 05

スモールM&A

小規模事業の譲渡に特化した、第三者承継の一形態。中堅M&Aより準備期間が短く、地元の買い手や独立志望者も相手になり得ます。
他の4つと並ぶ「もうひとつの道」として位置づけて比較できます。

準備期間 半年〜2年 詳しく見る
DETAILS

それぞれの道を、
もう少し詳しく

ご興味のある選択肢から開いてご覧ください。
税務・会計の視点での向き不向きを中心にまとめています。

PATH 01

廃業・清算

資産を換価し、負債を返済し、残余を分配して会社を閉じる。

どんな会社に向くか

後継者・買い手のいずれも見つけにくく、純資産がプラスで、債務超過に陥っていない会社。事業を止めても従業員の再就職に目処が立つケース。

税務・会計の論点

資産の含み益に対する法人税、解散事業年度・清算事業年度の申告、役員退職金の扱い、繰越欠損金の活用、最後の残余財産分配にかかる課税。

メリット/注意点

メリット
  • 意思決定がシンプル
  • 外部交渉が不要
  • 準備期間が短く済みやすい
注意点
  • 従業員の雇用は失われる
  • 取引先との関係は引継ぎ不可
  • 換価次第で手取りが想定を下回る
準備期間:半年〜1年 手取り:△(換価額に依存) 雇用:× 個人保証:清算で解消
PATH 02

親族承継

子・孫・配偶者など親族に、株式と経営を引き継ぐ。

どんな会社に向くか

後継候補となる親族に経営の意思があり、自社の事業内容・規模が引き継ぐに値する収益基盤を持っている会社。事業承継税制の適用余地を検討できるケース。

税務・会計の論点

自社株評価(類似業種比準・純資産価額)、生前贈与・相続のスケジュール設計、事業承継税制(特例措置)の活用可否、後継者以外の親族との遺留分・公平性。

メリット/注意点

メリット
  • 事業の連続性を保ちやすい
  • 従業員・取引先の理解を得やすい
  • 事業承継税制の活用余地がある
注意点
  • 後継者本人の意思が不可欠
  • 株式評価次第で税負担が大きい
  • 準備に長期間(数年〜10年)
準備期間:3〜10年 手取り:△(株式は無償/低額譲渡が多い) 雇用:○ 個人保証:引継ぎが必要
PATH 03

従業員承継(役員・従業員へのMBO/EBO)

経営に関わってきた役員・従業員に、株式と経営を引き継ぐ。

どんな会社に向くか

事業内容を熟知した役員・従業員がおり、引き継いだ後の経営を任せられる人材がいる会社。社内文化・取引関係を維持したいケース。

税務・会計の論点

後継者側の株式買取資金の調達(金融機関融資・SPCの活用)、現経営者の個人保証の解除交渉、株式譲渡価額の妥当性、譲渡所得課税。

メリット/注意点

メリット
  • 社内文化と取引関係が継続
  • 事業内容に精通した後継者
  • 従業員の納得感が得やすい
注意点
  • 後継者の資金調達がボトルネック
  • 個人保証の引継ぎ・解除交渉が必須
  • 後継者選定で社内が揺れることも
準備期間:3〜7年 手取り:○〜△(譲渡価額次第) 雇用:○ 個人保証:解除交渉が必要
PATH 04

第三者承継(中堅M&A)

外部の事業会社・投資ファンドへ、株式または事業を譲渡する。

どんな会社に向くか

独自の技術・取引基盤・地域シェアを持ち、外部から見て買収価値が認められる会社。後継者がおらず、廃業よりも事業継続を選びたいケース。

税務・会計の論点

株式譲渡か事業譲渡かのスキーム選定、譲渡価額の根拠(DCF・類似会社比準)、デューデリジェンス対応、譲渡所得課税、役員退職金との組み合わせ最適化。

メリット/注意点

メリット
  • 手元に資金が残りやすい
  • 従業員の雇用が維持されやすい
  • 個人保証の解除が前提条件になる
注意点
  • 買い手探索・条件交渉に時間
  • DD対応の実務負担
  • 情報管理の徹底が必要
準備期間:1〜3年 手取り:○ 雇用:○ 個人保証:解除交渉
PATH 05

スモールM&A

小規模事業の譲渡に特化したM&A。地元の買い手・個人事業主も相手に。

どんな会社に向くか

従業員数名〜十数名規模の事業者で、中堅M&Aの仲介手数料水準では合わないケース。地域に密着した事業で、地元の買い手・独立志望者と組みやすい会社。

税務・会計の論点

事業譲渡型の場合の消費税・棚卸資産評価、株式譲渡型の場合の譲渡所得課税、屋号・許認可の引継ぎ、退職金との組み合わせによる手取り最大化。

実行フェーズは、パートナーの 株式会社 滋賀県スモールM&A と連携してご支援します。

メリット/注意点

メリット
  • 準備期間が比較的短い
  • 地元の買い手・個人と接点
  • 仲介費用が中堅M&Aより抑えやすい
注意点
  • 譲渡価格は中堅M&Aより小さめ
  • 買い手の経営経験にばらつき
  • 個別事情によっては適合しない
準備期間:半年〜2年 手取り:○ 雇用:○ 個人保証:解除交渉
COMPARE

5つの選択肢を、
横に並べて比較する

税務・会計の視点で押さえておきたい主要な論点を、9項目で並べました。
スマートフォンでは横スクロールでご覧いただけます。

比較項目 廃業・清算 親族承継 従業員承継 第三者承継 スモールM&A
従業員の雇用引き継がれるか ×
取引先との関係継続性 ×
手元に残るお金経営者個人の手取り 換価額に依存 無償/低額譲渡が多い ○〜△譲渡価額次第 市場評価で残りやすい 規模相応で残る
個人保証の扱い経営者保証の取り外し 清算で解消 後継者が引継ぎ 解除交渉が必要 解除が前提条件に 解除交渉が必要
準備期間の目安本格検討〜実行 半年〜1年 3〜10年 3〜7年 1〜3年 短〜中半年〜2年
主な税務論点押さえる必要があるもの 清算事業年度の申告/残余財産分配課税 自社株評価/事業承継税制/贈与・相続 譲渡所得/買取資金スキーム/退職金 譲渡スキーム選定/譲渡所得/DD対応 事業譲渡か株式譲渡か/消費税/退職金
社長の引退後の関与退任後の関わり方 完全引退 一定期間サポート 一定期間サポート 1〜3年程度サポート 短期 or 終了時引退
株式の移転株式の取り扱い 自己株消却・清算 贈与・相続 譲渡(買取) 株式譲渡 or 事業譲渡 株式譲渡(小規模)
金融機関対応借入・保証の交渉 残債の精算交渉 引継要件の交渉 解除交渉が必要 解除が前提条件 解除交渉が必要
引き継ぎ可・有利 条件次第・部分的 × 引き継ぎ不可
※ 上表は一般的な傾向です。自社株評価・借入残高・経営者の年齢など、個別事情により結論は変わります。
※ 比較表は判断のための「叩き台」です。具体的な検討は初回相談(無料)からお気軽にお進めください。
補足

スモールM&Aは、後継者不在の会社にとって有力な選択肢の一つです。 ただし、すべての会社に適しているわけではありません。
会社の財務状況、借入、従業員、取引先、社長の希望を整理したうえで判断する必要があります。

TAX VIEWPOINT

税理士の視点から、
整理できること

どの選択肢を取るにせよ、判断の前提となる会社と経営者個人の数字を可視化することが最初の一歩です。
GrowUpでは、以下の6つの観点を中心に整理します。

自社株の評価額を、複数の基準で算出する

類似業種比準方式・純資産価額方式・配当還元方式など、複数の評価方法で自社株の理論値を試算。承継・譲渡時に税務上どの位置にいるかを把握します。

借入と個人保証の現状を、棚卸する

金融機関別の残高・約定弁済スケジュール、個人保証の対象範囲、経営者保証ガイドラインの活用余地を洗い出し、選択肢ごとの解除可能性を整理します。

選択肢ごとの税負担を、シミュレーションする

清算課税・贈与税・相続税・譲渡所得課税。それぞれの選択肢で発生する税金を試算し、手取りベースで「どの道がいくら残るか」を比較できる状態にします。

役員退職金との組み合わせを、最適化する

譲渡対価と役員退職金は、課税上の扱いが大きく異なります。両者の配分を最適化することで、合法的に手取りを増やせる余地を検討します。

承継・譲渡のスキーム選定を、整理する

株式譲渡・事業譲渡・会社分割・株式交換。それぞれのスキームの違いと、自社の事情にどれが合うかを、税務・法務・実務の観点から比較します。

その後の生活と、お金の流れを描く

会社の出口だけでなく、その後の経営者ご自身の生活費・退職後の収支・資産運用まで含め、長期のお金の流れを描いたうえで、選択肢を選んでいただきます。

PREPARATION

ご相談前に、
お手元にあると進みやすい資料

揃っていなくても、初回相談は可能です。
以下は「あれば、より具体的な話ができる」ものとして掲載しています。

「全部揃ってから」ではなく、
「話しながら集める」で大丈夫です。

初回相談(60分・無料)では、特別な資料は必要ありません。 現状のお気持ちと、会社の概況をお話しいただくところから始めます。

そのうえで、選択肢の具体的な比較に進む段階で、右のチェックリストの資料を順次ご用意いただきます。 ご準備が難しい資料は、当事務所で代わりに整理することも可能です。

守秘義務について: 税理士法第38条に基づく守秘義務を負っています。ご提出いただいた資料・お話しいただいた内容が、社内外に漏れることはありません。

会社の数字に関する資料

  • 決算書(直近3期分)貸借対照表・損益計算書・販売費及び一般管理費内訳書・株主資本等変動計算書
  • 勘定科目内訳明細書主要な勘定科目の中身が分かる書類。法人税申告書に付属。
  • 法人税・消費税申告書直近3期分。別表類含む。
  • 直近の試算表あれば直近月までの月次試算表。

株主・借入・保証に関する資料

  • 株主名簿株式の保有者と保有株数の一覧。
  • 金融機関別 借入一覧金融機関名・残高・約定弁済額・担保/個人保証の有無。
  • 個人保証の契約書あれば写し。なくてもヒアリングで再構成します。

事業に関する資料

  • 会社案内・組織図従業員数・部門構成・主要取引先が分かるもの。
  • 従業員名簿(年齢・勤続年数)承継後の人員計画を考えるうえで参考にします。
NEXT STEP

「整理してみる」
までの3ステップ

本格的な相談の流れは 相談の流れ・料金・準備資料 をご覧ください。
ここでは、選択肢整理に絞った最短ルートをご案内します。

STEP 01

無料相談を申し込む

フォームまたはお電話にて、初回相談(60分・無料)の日程をお知らせください。資料は不要です。

所要:5分(フォーム入力)
STEP 02

初回ヒアリング

事務所にて対面で、現状とお気持ちを伺います。売却の意思確認は行いません。

所要:60分
STEP 03

選択肢整理レポート

提出いただいた資料をもとに、5つの道のうち現実的なものを絞り込み、税務的な比較を提示します。

所要:2〜4週間
FAQ

このページに関するご質問

Q. 売却を決めていなくても、選択肢の整理だけ依頼できますか?
A.

はい。「決めるための材料を揃える」段階のご相談がもっとも多くいただいています。初回60分は無料で承りますので、決断は急がずにご相談ください。

Q. 廃業とM&Aは、どちらが社長の手元にお金が残りやすいですか?
A.

一般的にはM&Aの方が手元に残りやすい傾向ですが、必ずしもそうとは限りません。廃業(清算)は資産の換価額に依存し、M&Aは買い手評価次第です。自社株評価と退職金との組み合わせを試算して比較することをおすすめします。

Q. 赤字でも第三者承継やスモールM&Aの可能性はありますか?
A.

可能性はあります。決算上の赤字とは別に、独自の技術・取引基盤・地域シェア・許認可などの「事業価値」が買い手の評価対象になります。直近の損益だけで判断せず、事業全体を整理してから検討するのが安全です。

Q. 従業員に継がせる場合、個人保証はどうなりますか?
A.

現経営者の個人保証は自動的には外れず、後継従業員への引継ぎ、もしくは金融機関との解除交渉が必要になります。経営者保証ガイドラインの活用余地もあるため、事前に金融機関と方針を整理することが重要です。

Q. 親族承継と第三者承継は、税金面で何が違いますか?
A.

親族承継は贈与税・相続税が中心で、事業承継税制(特例措置)の活用余地があります。第三者承継は譲渡所得税が中心で、株式譲渡か事業譲渡かでスキームが分かれます。手取り額に大きな差が出るため、事前のシミュレーションが必要です。

Q. 選択肢を比較するために、どんな資料が必要ですか?
A.

決算書3期分・株主名簿・金融機関別の借入一覧・個人保証契約・組織図・従業員名簿があると具体的な比較に進めます。ただし初回相談は資料なしでも可能で、お話を伺ったうえで必要資料をご案内します。

Q. 家族・従業員にも知られずに相談できますか?
A.

はい。税理士法に基づく守秘義務を負っており、ご相談内容が社内外に漏れることはありません。事務所での対面相談・お電話・オンライン相談、いずれも対応します。

FIRST STEP

選択肢を、
一緒に整理してみませんか。
決めるのは、その後で構いません。

初回60分・無料。売却を決めていない段階でも相談できます。
会社の概況だけお持ちください。資料は不要です。

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