BEFORE CLOSING / 廃業を決める前に

廃業を決める前に確認したいこと 会社を閉じる前に、借入・税金・手残りを整理する 廃業を決める前に確認したいこと 会社を閉じる前に、 借入・税金・手残りを整理する

廃業前に確認する資料、電卓、チェックリストを机上で整理している様子

会社をたたむことは、悪い選択ではありません。

ただし、廃業を決める前に、借入、個人保証、税金、従業員対応、社長個人に残るお金を確認しておく必要があります。
数字を整理することで、廃業の進め方や、廃業以外の可能性が見えてくる場合があります。

  • 借入・個人保証・税金を確認
  • 従業員・取引先への影響を整理
  • 社長個人に残るお金の目安を確認
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CONCLUSION

廃業前に確認すべきことは、
手続きではなく、数字と影響です

廃業を考えたときに、最初に確認すべきことは、
会社を閉じる手続き」ではありません。

まず確認すべきことは、会社を閉じた場合に、借入・個人保証・税金・未払金・従業員・取引先・社長個人のお金がどうなるかです。

そのうえで、廃業を進めるのか、承継や第三者承継の可能性を確認するのかを判断します。

FIRST 5 CHECKS
  • 借入と個人保証
  • 税金・社会保険料・未払金
  • 従業員と取引先への影響
  • 会社資産と役員借入金
  • 社長個人に残るお金

事業を続けることが難しくなったとき、廃業は現実的な選択肢の一つです。

体力的に続けるのが難しい。利益が出にくくなっている。従業員や取引先への責任を考えると、これ以上先延ばしにできない。

そう感じる場面は、どの社長にも起こり得ます。

ただし、廃業は単に「会社をやめる」ことではありません。

会社の資産をどう処分するか。借入を返済できるか。個人保証はどうなるか。未払金や税金は残らないか。従業員や取引先にどう対応するか。最後に社長個人の手元にいくら残るか。

これらを確認せずに廃業を決めると、あとから想定外の負担が出ることがあります。

廃業する場合も、しない場合も、まず数字と影響を整理してから判断することが大切です。

WORRIES

廃業を考えたとき、
このような不安はありませんか?

CASE 01

借入を返済できるか不安

会社を閉じるとしても、金融機関からの借入が残っている。会社の資産を処分して、どこまで返済できるのか分からない。

CASE 02

個人保証がどうなるか分からない

会社の借入に社長個人の保証が付いている。廃業しても保証が残るのではないかと不安がある。

CASE 03

税金・社会保険料・未払金が残らないか不安

法人税、消費税、社会保険料、未払金。会社を閉じるときに、どの支払いが残るのか整理できていない。

CASE 04

従業員にどう伝えればよいか分からない

従業員の雇用、退職金、有給、最終給与。何から説明し、どの順番で対応すべきか分からない。

CASE 05

取引先に迷惑がかからないか不安

長年付き合ってきた取引先がある。突然廃業すると迷惑をかけるのではないかと感じている。

CASE 06

社長個人にいくら残るか分からない

会社を閉じたあと、自分の生活資金がどれくらい残るのか分からない。役員退職金や残余財産も含めて整理したい。

CLOSING CHECK

廃業を決める前に
確認すべき7項目

廃業するかどうかを判断する前に、まず次の7項目を確認します。
ここを整理することで、会社を閉じた場合の負担、社長個人への影響、廃業以外の可能性が見えてきます。

01

借入と返済可能性

金融機関からの借入がいくら残っているか。会社の預金や売掛金、資産売却でどこまで返済できるか。返済できない場合、金融機関とどのような相談が必要か。

廃業を考えるとき、最初に確認すべきなのは借入の残高と返済可能性です。

02

個人保証と担保

会社の借入に、社長個人の保証が付いているか。自宅や不動産が担保に入っていないか。廃業後も保証債務が残る可能性があるか。

会社を閉じても、個人保証が残れば社長個人の生活に影響します。廃業判断の前に必ず整理しておくべき項目です。

03

未払金・税金・社会保険料

買掛金、未払給与、未払費用、法人税、消費税、社会保険料など、会社を閉じる前後に支払うべきものを確認します。

特に消費税や社会保険料は、資金繰り上の見落としになりやすい項目です。廃業後に支払いが残らないよう、早めに確認します。

04

会社資産と含み益

現預金、売掛金、在庫、設備、車両、不動産、保険積立金など、会社に残っている資産を確認します。

帳簿上の金額と、実際に売却できる金額が違うこともあります。含み益がある資産を処分すると、税金が発生する場合もあります。

05

役員借入金・役員貸付金

社長が会社に貸しているお金、会社が社長に貸しているお金を確認します。

役員借入金は、廃業時に社長へ返済できるかが問題になります。役員貸付金は、会社側から見ると回収すべき資産として扱われるため、清算時に問題になることがあります。

06

従業員対応

従業員への説明、最終給与、退職金、有給、社会保険、雇用保険などを整理します。

廃業は社長だけの問題ではありません。従業員の生活にも影響するため、早めに対応の順番を考えておく必要があります。

07

取引先・契約関係

主要取引先、リース契約、賃貸借契約、保守契約、仕入先との関係を確認します。

契約解除に違約金が発生する場合もあります。また、取引先への説明時期を誤ると、信用や回収に影響することがあります。

REMAINING MONEY

廃業した場合、
社長個人にいくら残るのか

会社のお金と、
社長個人のお金は分けて考える。

廃業を考えるとき、最終的に重要になるのは、会社を閉じたあと、社長個人に何が残るのかです。

廃業前の整理では、会社のお金と社長個人のお金を分けて考える必要があります。

会社に現預金が残っていても、借入、税金、未払金、従業員対応を差し引くと、社長個人が自由に使えるお金とは限りません。

一方で、役員退職金や残余財産の整理によって、社長個人の老後資金や次の生活資金を確保できる可能性もあります。

廃業を判断する前に、会社のお金と社長個人のお金を分けて確認することが重要です。

社長個人に残るお金の考え方
  •  会社に残っている資産
  • 借入返済
  • 税金・社会保険料
  • 未払金・契約解除費用
  • 従業員対応費用
  • 分配・退職金等の原資
その中から、
  • 役員退職金として受け取れる可能性
  • 残余財産として残る可能性
  • 社長個人に残るお金の目安
これは正確な税額計算ではなく、判断材料を整理するための考え方です。
実際の手残りは、会社の資産内容、借入、税務処理、退職金設計によって変わります。役員退職金は、会社の資金状況や税務上の妥当性を確認したうえで検討します。
ALTERNATIVES

会社を閉じる前に、
引き継げる可能性も確認します

廃業を考えている会社でも、状況によっては事業を誰かに引き継げる可能性があります。
従業員に一部を引き継げる場合。取引先や同業者が事業を引き継げる場合。地域の個人事業主や小規模事業者が買い手になる場合。設備、顧客、許認可、取引先との関係に価値がある場合。

もちろん、すべての会社が承継できるわけではありません。しかし、廃業を決める前に一度確認しておくことで、従業員や取引先への影響を減らせる可能性があります。

従業員承継

社内に事業を任せられる人がいる場合、一部または全部を引き継げる可能性があります。ただし、株式、借入、個人保証の整理が必要です。

第三者承継

同業者、取引先、地域の事業者などに事業を引き継ぐ方法です。会社全体ではなく、一部事業や顧客基盤の引継ぎになる場合もあります。

スモールM&A

小規模な会社や事業でも、買い手との条件が合えば引き継げる可能性があります。ただし、売却ありきではなく、廃業と比較しながら検討することが大切です。

GROWUP SUPPORT

税理士法人GrowUpで、
廃業前に整理できること

廃業を考える段階では、感情だけでなく数字の整理が必要です。
GrowUpでは、廃業するかどうかを決める前に、会社の決算書、借入、税金、役員借入金、従業員対応、社長個人の手残りを確認し、廃業・承継・第三者承継のどれが現実的かを整理します。

M&Aを前提にするのではなく、まずは会社を閉じた場合に何が起きるのかを確認することを重視します。

廃業した場合の手残り試算

会社資産、借入返済、税金、未払金を整理し、社長個人に残る金額の目安を確認します。

借入と個人保証の棚卸し

金融機関別の借入、保証、担保を整理し、廃業後の影響を確認します。

税金・社会保険料の確認

法人税、消費税、社会保険料、役員退職金に関する税務論点を確認します。

役員借入金・役員貸付金の整理

社長と会社の間のお金を確認し、清算時に問題になりやすい点を整理します。

従業員・取引先対応の論点整理

給与、退職金、有給、契約関係、取引先への説明時期などを確認します。

廃業以外の可能性確認

従業員承継、第三者承継、スモールM&Aの可能性がないかを確認します。

CONSULTATION TIMING

廃業を決める前の段階でも、
ご相談いただけます

  • 廃業するかどうか、まだ決めていない
  • 会社を閉じた場合にいくら残るか知りたい
  • 借入や個人保証が不安
  • 従業員や取引先への説明に悩んでいる
  • 税金や社会保険料がどれくらい残るか分からない
  • 廃業以外の可能性も確認したい
  • M&A仲介会社に相談するほどではない
  • まず税理士に数字を整理してほしい
廃業は、決めてから相談するよりも、決める前に相談した方が整理しやすいことがあります。
会社のお金、社長個人のお金、従業員や取引先への影響を確認したうえで、どの選択肢が現実的かを一緒に考えます。
FAQ

廃業前の相談でよくある質問

Q. 廃業するか決めていなくても相談できますか?
A.

はい。廃業を決めていない段階でもご相談いただけます。会社を閉じた場合の借入、税金、従業員対応、社長個人の手残りを整理したうえで、廃業するか、承継の可能性を探るかを考えます。

Q. 廃業した場合、借入はどうなりますか?
A.

会社の資産や売掛金などで返済できるかを確認します。返済しきれない場合、金融機関との相談が必要になることがあります。社長個人の保証が付いている場合は、個人への影響も確認する必要があります。

Q. 個人保証がある場合でも廃業できますか?
A.

廃業自体は可能ですが、個人保証が残る場合は社長個人に返済義務が及ぶ可能性があります。廃業を決める前に、借入残高、保証、担保の内容を整理することが重要です。

Q. 廃業すると税金は発生しますか?
A.

会社の資産処分、売掛金の回収、役員退職金、残余財産の分配などによって税金が発生する場合があります。特に消費税や法人税、役員退職金の扱いは事前に確認が必要です。

Q. 従業員がいる会社でも廃業相談できますか?
A.

はい。従業員がいる場合は、最終給与、退職金、有給、社会保険、雇用保険、説明時期などを整理する必要があります。廃業前に対応の順番を確認しておくことが大切です。

Q. 廃業ではなく、誰かに引き継げる可能性はありますか?
A.

会社の状況によっては、従業員承継、第三者承継、スモールM&Aなどの可能性があります。すべての会社で承継できるわけではありませんが、廃業を決める前に一度確認する価値はあります。

Q. 廃業前に相談する場合、資料が揃っていなくても大丈夫ですか?
A.

はい。資料が揃っていなくてもご相談いただけます。初回相談では、借入、税金、従業員、取引先、社長個人の手残りを確認するために、次に必要な資料を整理するところから始めます。

FIRST STEP

廃業を決める前に、
一度数字を整理してみませんか

会社を閉じることは、悪い選択ではありません。

ただし、廃業を決める前に、借入、税金、従業員、取引先、社長個人の手残りを確認しておくことが大切です。
税理士法人GrowUpが、税務・会計の視点から、廃業した場合に何が起きるか、廃業以外の可能性が残っているかを一緒に整理します。

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